ど田舎・33歳・完全未経験から、フルリモートエンジニアになるまでの全記録
これは、最悪の環境から「実装力」だけで評価されるエンジニアになった、一人の男の記録です。
スタート地点:最悪の環境
33歳、未経験、ど田舎
- 年齢: 33歳(当時)
- 居住地: ど田舎(IT企業がほぼ存在しない地域)
- 人脈: IT業界の知り合いゼロ
- 学習環境: プログラミングスクールなし(完全オンライン学習のみ)
- 学歴: CS(コンピュータサイエンス)専攻ではない
周りを見渡せば、20代でエンジニアになった人たち、都市部で勉強会に参加できる人たち、CS出身で基礎がある人たち…。
「自分には無理かもしれない」
そう思いながらも、一歩を踏み出しました。
転職活動:格安案件からのスタート
最初の壁:実務経験ゼロ
当然ながら、実務経験ゼロの33歳を雇ってくれる企業は多くありませんでした。
そこで取った戦略は、「格安案件で実績を作る」ことでした。
- 報酬は低くても、実務経験を積める案件を選択
- 一つひとつの案件で確実に成果を出し、信頼を積み上げる
- 「スケジュールを絶対に落とさない」という評価を確立
フルリモートという選択
ど田舎という環境のハンディキャップを逆に武器に変えました。
フルリモート案件に特化することで、地方在住というデメリットを消し、全国の案件に応募できるようになりました。
成長期:CS基礎の穴と向き合う
最大の悩み:劣等感
実務で仕事ができるようになっても、消えなかった悩みがありました。
「CS出身者との差」
- アルゴリズム、データ構造をうまく活用できない
- 設計、コード、テストまで一環して書けるが、その選択でよかったのか明確に自信がない
- 専門用語を使われると、理解できない時がある
この劣等感は、今も完全には消えていません。
でも、向き合い続けることで、少しずつ「実装力」が身についてきました。
独学でCS基礎を習得
大学でCS専攻していないハンディキャップを埋めるため、独学でCS基礎を学び直しました。
- アルゴリズムとデータ構造
- ネットワーク、OS、データベースの基礎
- 設計パターン、アーキテクチャ
重要だったのは、「理論だけでなく、実務でどう使うか」を常に考えたことです。
これにより、「CS基礎を実務で活かす力」が身につきました。
現在:大手企業の案件を担当
実装力で評価される
格安案件からスタートし、着実にステップアップ。
現在は大手SIer案件を担当し、以下のような評価を受けています。
- 「要件を聞いて、技術実装に落とし込む力がある」
- 「スケジュールを落とさず、安心して任せられる」
- 「フロント・バック・インフラを横断的に理解している」
資格は一つも持っていません。
でも、実装力で評価されるエンジニアになれました。
技術スタック
実務を通じて、幅広い技術領域をカバーできるようになりました。
- フロントエンド: HTML, SCSS, JavaScript, TypeScript, React, Vue, WordPress
- バックエンド: Node.js, PHP, Python
- インフラ: AWS
- データベース: MySQL,SQLServer
- そのほか:Shopify,Power Platformなど
特定の言語にこだわらず、必要な技術を自分で調べて習得する力が武器です。
今も戦い続けている
完璧ではない。でも成長し続けている。
正直に言います。
今もCS出身者への劣等感と戦っています。
- 「自分の設計は本当に正しいのか?」
- 「もっと良い実装方法があるんじゃないか?」
でも、その不安と向き合いながら、一つずつ改善しています。
だからこそ、同じ悩みを持つエンジニアに寄り添えるんです。
このブログを始めた理由
「未経験出身でも、ここまでできる」を証明したい
このブログでは、実務1〜3年のエンジニアが抱える以下の悩みを解決するために、実体験に基づいた情報を発信しています。
- CS出身者との差に劣等感を感じる
- 実装はできるが、設計・判断ができない
- 成長が止まっている・取り残されている感覚
- 基礎知識の穴が分からない・埋め方が分からない
あなたと一緒に成長したい
僕は「成功者」ではありません。
今も劣等感と戦いながら、成長し続けている「当事者」です。
だからこそ、一緒に学び、一緒に成長していきたい。
完璧じゃなくても、成長できる。
それを、このブログで証明していきます。
今後の目標
テックリーダーへ
技術力と教育力を兼ね備えた、テックリーダーを目指しています。
- 技術面: 設計スキル・テストスキルを磨き、AI技術も取り入れる
- 教育面: 現場の教育力不足という課題に貢献する
- キャリア面: 実装力で評価され、チームを導く存在になる
そして、このブログを通じて、あなたの成長も支援していきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも、一緒に成長していきましょう。





